この記事は ワイン上級者向け 試験受験者向け です
ソムリエ試験、2次試験・その他酒類対策 無色のその他酒類の特徴まとめです!
琥珀色~赤ワイン色のその他酒類のまとめはこちらをご覧ください。
アルコール度数:40度以上か?20度以下か?で分けて解説しています
無色透明 40度以上 残糖なし
少量口に含んで、アルコール度数(ビリビリ)があり、甘みを感じなかったら
この蒸留酒グループの可能性が高いです。
⇒蒸留酒(無色透明)
ジン
原料: グレーン・スピリッツ(大麦やライ麦、トウモロコシなどの穀物を原料とした蒸留酒)に、ジュニパー・ベリーをはじめとした香草・薬草類を加えている(アルコール度数:40度)
ジンというお酒は、もともとは飲んでたのしむお酒でなく、薬用酒として開発されたと言われています。
有名なのは「ビーフィーター」や「タンカレー」「ボンベイサファイア」など。
最近日本では「翠ジン」などのジャパニーズ・ジンも流行ってきていますね。
香り・特徴
爽やかな柑橘香、ハーブ
”ボタニカルの香り”とも言われたりするが…植物の根や果皮、種子や果実のことをさしています
味はあまりしない
4大スピリッツで、柑橘香(清涼感のある香り)で無味⇒ジンと判断していました
ウォッカ
原料: 小麦や大麦、ライ麦、トウモロコシ、ジャガイモ
(アルコール度数:40度)
無色透明4大スピリッツの1つですね、
無色透明・無味無臭です。
香り・特徴
無色透明・無味無臭。
消去法で考えると、逆に分かりやすいかも?
テキーラ(無色)
原料:毒舌蘭 (アルコール度数:40度)
琥珀色のテキーラをゴールド、無色のテキーラをアニェホと呼んだりします
香りや味わいの印象はゴールドもアニェホもそんなに変わらないですね
香り・特徴
アロエ?やや甘めの香り、タバコの灰皿の香り…
ラム
原料:サトウキビ(アルコール度数:40度)
無色~琥珀色のものまで幅広くあります
試験対策としては、琥珀色もありで準備しておいた方がよいと思います
香り・特徴
綿菓子のような甘めの香り、飲んでもそんなに甘くない
グラッパ
原料:ブドウの搾りかす(アルコール度数:40度)
無色が多い、マールのイタリア版 (琥珀色のグラッパもありますが…)
香り・特徴
イグサ、畳、ブドウの茎、枝
香り強めで強烈
オー・ド・ヴィー・ド・キルシュ
原料:さくらんぼ(アルコール度数:40度)
フランス語で”命の水”という意味の果実蒸留酒。
ほかにも
オー・ド・ヴィー・ド・フランボワーズ(木いちご)
オー・ド・ヴィー・ド・ポワール(洋梨)
オー・ド・ヴィー・ド・ミラベル(プラム)
などがある。いずれも40度近くあるので、飲んでも甘さはあまり感じない
香り・特徴
さくらんぼの種や茎の香り(ほんのり)
芋焼酎、干し芋の香り
飲むとそんなにフルーティーではない
ズブロッカ
原料:
ポーランド産のウォッカの一種。
バイソングラスというハーブを漬け込んだフレーバード・ウォッカ。
香り・特徴
桜餅の香り!
ウォッカなので、飲んでも甘みは感じない
(ウォッカよりも口当たりはマイルド)
無色透明 40度以上 残糖あり
少量口に含んで、アルコール度数(ビリビリ)があり、甘みを感じたら、
このリキュールグループの可能性が高いです。
⇒ リキュール(無色透明)
サンブーカ
原料:アニス種子、八角(アルコール度数:40度)
イタリア産のハーブ系リキュール
リキュールなので、飲むと甘い
香り・特徴
エルダーフラワー、アニス香を由来としたハーブの風味
八角の甘い香り、薬、歯磨き粉
ウゾ
原料:ブドウ果汁、アニス(アルコール度数:40度)
ギリシャで作られるハーブリキュール。
ギリシャ人はよくウゾを飲むらしい。飲むと甘い。
香り・特徴
アニス香、甘いスパイス香
サンブーカと特徴は似ているが、よりスパイス香が強く
香りをとるときに目がやられる
コアントロー
原料:オレンジの果皮
フルーツリキュールの一種。
香り・特徴
オレンジの香りとまろやかな甘さ
無色透明 20度以上 残糖なし
少量口に含んで、アルコール度数・甘みが強くなければ
この焼酎グループの可能性が高いです。
⇒焼酎
泡盛
原料:タイ米(アルコール度数:25度)
香り・特徴
松茸、しいたけのような香り
余韻はあまり甘くない
芋焼酎
原料:芋(アルコール度数:25度)
香り・特徴
芋の香り、はなやか
余韻がほんのり甘い
焼酎
原料:麦 (アルコール度数:25度)
香り・特徴
麦茶、麦チョコ?麺を茹でるときの香り…
芋や泡盛より軽めの口当たり
米焼酎
原料:米(アルコール度数:25度)
香り・特徴
米の香り、甘くない甘酒の香り
飲むとほんのりコクを感じる
無色透明 20度以上 残糖あり
少量口に含んで、アルコール度数が強くなく、あまみを感じたら
このグループの可能性が高いです。
日本酒は甘いわけではないですが…一応
⇒日本酒、リキュール
日本酒
原料:米、米麴(アルコール度数:20度以下)
正直、出る可能性はあまり高くないですね、
分かる人多いと思うので、ここは割愛します
マラスキーノ
原料:さくらんぼ(アルコール度数:25度前後)
さくらんぼの種子を蒸留したリキュール。
香り・特徴
チェリーの香り、甘い香り
鼻にツンとくる香りなので、一瞬オー・ド・ヴィー・ド・キルシュやコアントローと迷うが
飲むと度数を感じないので、マラスキーノとわかる
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