ひとつ前では1次試験(筆記試験)対策についてご紹介したので、今回は2次試験、3次試験対策についてお話します!
この記事は ソムリエ・ワインエキスパート受験を検討している方 におすすめ
2次試験の概要(テイスティング試験)
さて、大学入試以来に脳みそをフル活用して暗記しまくり、晴れて1次試験突破したあとは、これまたハードなテイスティング試験が待ち構えています。2023年は10月16日(月)予定みたいですね。
1次試験の結果が出てから、2か月くらいしか準備期間がないんですよね…しかしせっかく1次試験突破できたのだから、2次試験も勢いに乗ったままがんばりましょう!!
ご存知かとも思いますが、ソムリエとエキスパートで試験内容が少し異なります。
ソムリエ:ワイン3種、その他のお酒2種 + 3次試験審査の対象となる論述試験
エキスパート:ワイン4種、その他のお酒1種
私はソムリエで受験しているので、ソムリエ試験向けにお話ししますね。
2次試験対策のポイント
- 赤白主要3品種は絶対に覚える!体が味を覚えるまで飲む + テイスティングコメント覚える!
- 自主練用にAOCグラスはできれば3脚買って、比較テイスティング練習をする!
- 試験対策セットを用意しているワインBARに通いつめる!
- その他の酒類は100%正答率を狙う!
- ワインスクールが実施している模擬試験を受けておく!
順番に説明していきますね。
・赤白主要3品種は絶対に覚える!体が味を覚えるまで飲む
赤の主要3品種 ★★★
・カベルネ・ソーヴィニヨン(フランス、アメリカ)
・ピノ・ノワール(フランス、アメリカ)
・シラー(フランス、オーストラリア)
赤 余裕があったら抑えたい品種 ★★☆
・テンプラリーニョ(スペイン)
・ガメイ(フランス)
・サンジョヴェーゼ(イタリア)
白の主要3品種 ★★★
・シャルドネ(フランス、アメリカ)
・ソーヴィニヨン・ブラン(フランス、ニュージーランド)
・リースリング(フランス、ドイツ)
白 余裕があったら抑えたい品種 ★★☆
・甲州(日本)
・ゲヴェルツトラミネール(フランス)
・トロンテス(アルゼンチン)
・ミュスカデ(フランス)
同一品種でも産地の違いが分かるようにしたほうが良いので、赤白それぞれ6パターンは覚えるべし。例年の過去問見ても、この中から1~2種類出題されているので、味を覚えて、テイスティングコメントを暗記できている状態だとさらにいいかと思います。
・自主練用にAOCグラスはできれば3脚買って、比較テイスティング練習をする!
上記でも触れましたが、間違えやすい品種2種以上で比較テイスティングをすることで、より一層理解が深まるのでおすすめ。私は3脚にそれぞれワイン注いだあと付箋をつけて、目をつぶってシャッフルする1人ブラインドTSGで自主練してました!
・試験対策セットを用意しているワインBARに通いつめる!
私が受験した2021年時点の情報ですので、開催情報は各店舗に問い合わせください。1次試験が終了する夏以降から始める店が多いみたいです(4月くらいに問い合わせたら開催前の店がほとんどでした…)
① wine bar M (恵比寿)
恵比寿でも結構メジャーなワインバーだそうで、毎年試験対策セットを出しているはず。かなりお世話になりました。赤白2種ずつで、3,000円くらいだったかと。お料理も手頃価格からあるので、TSG終わった後につまみながら飲めます(笑)あとグラスワインもかなり充実してる!定休日あるので要チェックです。
② あじる亭 Anesso(赤坂)
お手頃価格から楽しめる赤坂にあるビストロで、こちらは例年秋ごろから試験対策セットを用意して下さってます。確か赤3種、白3種で各1,500円だったかと。要予約制で、繁忙日の金土は予約NGだったかと思います。こちらにも何回もお邪魔させていただきましたね…
各地にあるヴィノスやまざきさんの中で大規模のBAR店舗だそうです。確か赤3種、白3種のどちらかを選べました。他のワインバーが夕方開店に対して、こちらは11時~OPENしているので、早い時間から勉強したいときに使いやすかったです◎当時は予約無しOKで、解答用紙もくれました!
こちらも全国にあるワインショップですが、全てのエノテカさんで開催している訳ではないそうです。その中でもこちらの丸の内ラウンジは例年開催していることが多いです。要予約制。
⑤ nomuno 赤坂本店
こちらは試験対策セットではないですが、30分1,500円で、100種類近くのワインが飲み放題のお店です。しかも食事は持ち込みOK!周りを見ても複数人で勉強飲みに来ている人多かったです◎1人のお客さんは見当たらなかったので、仲間や友人を連れていくことをおすすめいたします!
・その他のお酒は100%正答率を狙う!
その他酒類はある程度勉強すれば必ず当てられます。逆を言えば多くの人が勉強してくるのでココを外すとライバルたちに点差をつけられてしまうとも言えます。アカデミー・デュ・ヴァンなどでその他酒類だけの1日講座があるのでおすすめです(種類が多いので3~4回に講座が分かれています) TSGで余った分はお持ち帰りOKな場合もあるので、小瓶持っていった方がいいかも。
・ワインスクールが実施している模擬試験を受けておく!
アカデミー・デュ・ヴァンやレコール・デュ・ヴァンなどで実施しています。解説付が有難いのはもちろんですが、時間配分や、自分のやりやすいTSGの順番などを事前に確かめられるのはGOOD!
3次試験対策のポイント(実技試験)
・論述は過去の出題を確認して、想定される問題をシュミレートしておく。解答用紙をとりあえず埋めればOKみたいな話を聞いたことがありますが、キーワードがきちんと入っているかの加点方式で採点されるそうです。
・お手本となる動画がたくさんYoutubeにアップされているので、ひたすら練習して流れを覚える。パニエやトレンチは買わずに家にあるもので代用でOKです!抜栓するワインに合わせて①若いヴィンテージver.と②オールドヴィンテージver.で動作が少し変わるので要チェックです。
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